# AnesRecord 利用マニュアル

- マニュアルの版: v1.0
- 対応するアプリの版: 1.0.0 (62)
- 更新日: 2026-10-14
- 対象: 小動物麻酔記録アプリ AnesRecord（iPhone / iPad）
- 発行: みむら動物病院

この文書は通読用ではなく、必要な箇所を検索して読むための資料です。見出しは章・節の2階層で、節の名前はそのまま検索語として使えます。

## 目次

- 0. このアプリについて
  - AnesRecord とは
  - 無料でできることと有料の機能
  - この文書について
  - 麻酔記録用紙の様式について
- 1. 安全に使うために
  - 薬用量は登録した数値のまま計算されます
  - 記録には飼い主名・患者名が含まれます
- 2. 最初にやること
  - 薬剤ライブラリを自院の製剤に合わせる
  - 薬剤の登録項目
  - タグ
  - プロトコル
  - イベント登録
- 3. 症例の流れ
  - 全体の流れ
  - ① 準備（Case Setup）
  - ②〜⑤ 記録開始から挿管まで
  - ⑥ 麻酔中
  - ⑦⑧⑨ 抜管・覚醒・終了
  - ⑩ 記録を見る・出す
- 4. 画面リファレンス
  - 画面の操作の約束
  - ホーム
  - Case Setup
  - モニタ画面
  - 挿管前のボタン（前投与・導入・挿管）
  - 手術タイマー
  - グラフの表示幅
  - Record Vitals
  - Others（登録外の薬剤）
  - Local block
  - Event
  - イベントの写真
  - Edit Times
  - Records（記録の一覧）
  - Recovery
  - 記録の詳細画面（Past records）
  - PDF preview
  - Drug Presets（薬剤ライブラリ）
  - Anesthesia Protocols
  - Event Presets
  - Backup & transfer
  - License
- 5. 計算のしくみ
  - 投与量（ml）の計算
  - CRI の流量（ml/h）の計算
  - 体表面積（BSA）
  - MAP の自動計算
  - 時間の定義
  - 記録間隔とグラフの時間軸
- 6. データの保存・持ち出し・共有
  - 保存される場所
  - Backup & transfer の2つの入口
  - 症例を別の端末へ移す（1件・まとめて）
  - 受け取ったものは追加され、同じ名前は飛ばされます
- 7. PDF出力と印刷
  - 出力のしかた
  - PDF の構成
  - 1ページ目の主な欄
  - グラフページのイベント欄
  - 写真のページ
  - 原典からの改変点
  - PDF の出力・印刷・プレビューは有料です
- 8. 困ったとき
  - 記録・動作
  - 計算・数値
  - 持ち出し・共有
- 9. 用語集
  - 画面・ボタン・表示の名前
  - 記録項目の略号
  - 合併症の項目（15項目）
- 10. 責任と免責・プライバシー
  - 責任の範囲
  - プライバシー
  - 問い合わせ


## 0. このアプリについて

### AnesRecord とは

AnesRecord は小動物の全身麻酔を記録する iPhone / iPad 用のアプリです。できることは大きく2つで、**薬用量の計算補助**と**麻酔中の記録補助**です。

- 体重と登録した用量・濃度から投与量（ml）を計算する
- バイタル・投薬・イベントを時刻つきで記録し、経時グラフにする
- イベントに写真（モニタ画面の撮影など）を添える
- 記録を麻酔記録用紙の様式の PDF として出力・印刷する

**薬剤の選択・用量の判断・製剤の確認は、使用する獣医師の裁量と責任で行います。**アプリは入力された数値をそのまま計算するだけで、用量が適切かどうかは判定しません。

> **補足**: 記録は端末の中だけに保存されます（→ 6章「保存される場所」）。

### 無料でできることと有料の機能

| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 無料 | 症例の記録（バイタル・薬・CRI・区域麻酔・イベント）／終了した記録を画面で見る／薬剤ライブラリ・プロトコルの書き出しと同僚への共有／準備中・記録中の症例を別の端末へ送る |
| 有料（買い切り） | 記録の持ち出し＝PDF 出力／印刷（AirPrint）／PDF preview／終了した記録の書き出し（Backup & transfer） |

有料の機能には鍵のアイコンが付いています。購入の手順は次のとおりです。サブスクリプションではありません（購入画面の表記は `One-time purchase. No subscription.`）。

1. 鍵の付いた機能をタップする（記録の詳細画面の右上、Time scale & PDF preview の行、Backup & transfer の Case records (finished)）
2. 購入画面が開くので **Unlock**（価格つき）をタップし、App Store の手順で購入する
3. `Thank you` の表示が出たら完了。その Apple アカウントで出力と印刷が使える

同じ Apple アカウントで購入済みの場合（端末の買い替え・2台目など）は、購入画面の **Restore purchase** で購入を復元します。

### この文書について

通読ではなく、必要な箇所を検索して読むための文書です。画面の名前から引くときは「4. 画面リファレンス」、操作の順番をたどるときは「3. 症例の流れ」、計算が合わないときは「5. 計算のしくみ」を見てください。

> **コツ**: この文書を AI に読ませて質問することもできます。その場合は Markdown 版（`AnesRecord_利用マニュアル.md`）を渡すと精度が上がります。見出しをそのまま残しているので、AI の答えに出てきた節名で本文を検索できます。

### 麻酔記録用紙の様式について

PDF の様式は、日本獣医麻酔外科学会 麻酔・疼痛管理委員会「麻酔記録用紙 rev1（2021）」（クリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際 / CC BY 4.0）を、ライセンスの条件に従って改変・使用しています。

**学会の提供・監修・推奨を受けたアプリではありません。**

改変した点、原典へのリンク、クレジットの全文は、アプリ内の License 画面にあります。出力した PDF のすべてのページのフッターにも同じ表示が入ります。

![License 画面。アプリの版、クレジット（開発協力：田草川史彦先生／聖母坂どうぶつ病院）、麻酔記録用紙の様式についての説明、原典 JSVAS へのリンク、CC BY 4.0 のライセンス表示、改変点の一覧が縦に並んでいる。](img/license.png)
*License 画面（ホーム左上の ⓘ から開く）*


## 1. 安全に使うために

### 薬用量は登録した数値のまま計算されます

投与量（ml）は、**登録した用量・濃度**（薬剤ライブラリ、または Case Setup の薬ごと）と、**Case Setup の体重**から自動計算されます。入力が違えば結果も違います。

| 入力 | 間違えたときに起きること |
|---|---|
| 濃度 | ml が実物と合わない。製剤を変えたのにライブラリが古いままの場合に起きる |
| 用量 | 指示と違う量が計算される |
| 体重 | 小数点の位置（3.5 と 35）で10倍ずれる |
| 単位 | mg と µg で1000倍、/h と /min で60倍ずれる |

> **注意**: **アプリは用量の上限・下限を判定しません。**桁が違う値を入れても、そのまま計算して表示します。

初回起動時のライブラリには、名前の末尾に `(sample)` の付いたサンプル薬剤が入っています。操作を試すためのもので、自院の製剤とは限りません。

他の獣医師から受け取った薬剤ライブラリ・プロトコルは、送り手の製剤・用量の前提のまま計算されます。

> **注意**: **サンプルは自院の製剤に置き換えてください。薬剤の初回入力時、プロトコルを変更したとき、薬剤ライブラリ・プロトコルを受け取ったときは、必ず検算をお願いします。**

### 記録には飼い主名・患者名が含まれます

PDF と症例ファイル（.anesrecord）には、飼い主名と患者名が含まれます。PDF はファイル名にも患者名が入ります。症例ファイルは暗号化されていない JSON です。イベントに添えた写真も、どちらにも入ります。

**送り先を誤ると、これらが第三者に渡ります。送った記録をアプリから取り消すことはできません。**記録を端末の外へ出す方法の一覧は → 6章「データの保存・持ち出し・共有」。

> **注意**: **記録を送る前に、共有先を確認してください。記録の共有は自院の端末間に限ることをおすすめします。**


## 2. 最初にやること

### 薬剤ライブラリを自院の製剤に合わせる

ホーム右上の錠剤アイコンから **Drug Presets**（薬剤ライブラリ）を開きます。ここに登録した薬剤が、症例ごとの選択肢とモニタ画面のボタンになります。

![Drug Presets 画面。上部に Anesthesia protocols と Event presets への行、その下に DRUGS (6) として Propofol・Atropine・Cefazolin・Tramadol・Dexmedetomidine・Dopamine がそれぞれ用量・濃度・投与経路つきで並ぶ。最下部に「名前に濃度と用途を入れる」旨の注記。](img/presets.png)
*Drug Presets（薬剤ライブラリ）*

1. `(sample)` の付いた薬剤を開き、自院の製剤の用量・濃度に直す
2. 使わない薬剤は左にスワイプして削除する（確認が出る）。サンプルをまとめて消すときは **Remove all sample drugs (件数)**
3. 足りない薬剤は右上の ＋ で追加する
4. 並び順は右上の矢印のアイコンで選ぶ（→ 4章「Drug Presets（薬剤ライブラリ）」）

> **コツ**: **名前に濃度と用途を入れる**と、ボタンを見た瞬間に区別できます。例：`Atropine 0.5 (premed)` と `Atropine 0.05 (intra-op)`。同じ薬で濃度が違うものを別々に登録するときに効きます。

### 薬剤の登録項目

![Edit Preset 画面。Propofol の Dose 1 mg/kg、Unit mg/kg、Concentration 10 mg/ml、投与経路の IV/IM/SC/CRI/Other の5択（IV が選択）、その下に TAGS (OPTIONAL) として Premed のトグル。](img/preset_drug_edit.png)
*薬剤の登録画面（Drug Presets → 薬剤をタップ）*

- **Drug name** — 薬剤名。モニタ画面のボタンにこの名前が出る。濃度と用途を入れておくと安全
- **Dose** — 1回量または速度の数値
- **Unit** — 単位。選べる単位は Route で変わる（下表）
- **Concentration** — 製剤の濃度（mg/ml）。**自院の製剤に合わせる。製剤を変えたらここも直す**
- **Route** — 投与経路。IV / IM / SC / CRI / Other の5択。CRI は持続投与として扱う。Other は局所麻酔薬のように IV・IM・SC・CRI のどれにも当たらない薬用で、扱いと ml の計算は IV・IM・SC と同じ1回投与。Route を変えると、その Route で選べない単位は既定の単位に戻る
- **Tags** — 任意。→「タグ」

単位は次の11種類です。Route が CRI なら速度の6種、IV・IM・SC・Other なら1回量の5種から選びます。

| 区分 | 単位 | 選べる Route |
|---|---|---|
| 体重あたりの1回量 | `mg/kg` ・ `µg/kg` ・ `ml/kg` | IV・IM・SC・Other |
| 体表面積あたりの1回量 | `mg/m²` ・ `µg/m²` | IV・IM・SC・Other |
| 体重あたりの速度（CRI） | `mg/kg/h` ・ `µg/kg/h` ・ `mg/kg/min` ・ `µg/kg/min` ・ `ml/kg/h` ・ `ml/kg/min` | CRI |

> **補足**: `ml/kg` と `ml/kg/h`・`ml/kg/min` は濃度を使わずに計算します（体重を掛けるだけ）。輸液をこの単位で登録すると、濃度を入れなくても流量が出ます。

### タグ

薬剤には **Premed / Induction / Local block / Intra-op** のタグを付けられます（複数可・任意）。

- タグを付けた薬剤は、対応する節の候補で先に表示される
- タグと違う節に置くと、オレンジの注記（`Tagged … — check before use`）が出る
- **タグは選択を制限しない。** 注記が出ても、そのまま登録できる
- タグを1つも付けていない薬剤には、どの節に置いても注記は出ない

> **補足**: 同僚への共有でタグを使って薬剤を絞り込むこともできます（→ 6章「Backup & transfer の2つの入口」）。

### プロトコル

よく使う組み合わせは **プロトコル**として保存できます。プロトコルには前投与・導入・区域麻酔・術中薬・記録間隔・吸入麻酔薬が入ります。

![プロトコル Demo cast の編集画面。NAME に Demo cast、PREMEDICATION に Atropine、INDUCTION に Propofol、LOCAL / NERVE BLOCK (PLAN)、INTRA-OP DRUGS (MONITORING BUTTONS) に Cefazolin と Fentanyl が並ぶ。](img/protocol_detail.png)
*プロトコルの中身（Anesthesia Protocols → プロトコルをタップ）*

| やりたいこと | 操作 |
|---|---|
| 今の症例をプロトコルとして保存 | Case Setup → Save current setup as protocol |
| プロトコルを症例に読み込む | Case Setup → Apply protocol |
| 空のプロトコルを作る | Drug Presets → Anesthesia protocols → ＋ → New protocol |
| プロトコルの中身を見る・直す | Drug Presets → Anesthesia protocols → プロトコル名をタップ |

> **補足**: Case Setup の Protocol 節は、記録を始める前（Start Monitoring を押す前）だけ出ます。

> **補足**: プロトコルが持つのは**用量だけ**です。ml は症例ごとの体重から計算し直されます。

> **注意**: 同じ名前で保存しようとすると `Overwrite “名前”?` の確認が出ます。Overwrite を押したときだけ置き換わります。Anesthesia protocols の New protocol では、同じ名前は作れません。

### イベント登録

モニタ画面の **Event** ボタンに出す選択肢を登録できます。初期値は Incision / Closure / Repositioning / Bleeding / Warming on / Fluid bolus / Surgeon change の7つです。

![Event Presets 画面。Incision・Closure・Repositioning・Bleeding・Warming on・Fluid bolus・Surgeon change の7項目が縦に並ぶ。](img/event_presets.png)
*Event Presets（Drug Presets → Event presets）*

> **補足**: 登録に無いイベントは、Event ボタンの **Other event…** からその場で名前を入れて記録できます。写真つきのイベントは **Photo…** から記録します（→ 4章「イベントの写真」）。


## 3. 症例の流れ

### 全体の流れ

| 段階 | 操作 | できること |
|---|---|---|
| ① 準備 | ホーム → New Anesthesia → Case Setup | 患者情報・薬剤・記録間隔の設定 |
| ② 記録開始 | Case Setup の一番下の Start Monitoring | 記録の開始。モニタ画面に切り替わる |
| ③ 前投与 | 前投与の薬のボタン（1剤ずつ） | タップした薬だけ、タップした時刻で記録 |
| ④ 導入 | Induction | タップした時刻で記録 |
| ⑤ 挿管 | Intubation | **ここが経過時間の 0 分（T0）** |
| ⑥ 麻酔中 | Record Vitals / 薬剤ボタン / CRI / Local block / Event / Others / Start surgery | バイタル・投薬・イベント・手術時間の記録 |
| ⑦ 抜管 | Extub. | 抜管後も経過時間は止まらない |
| ⑧ 覚醒 | End → Recovery | 覚醒の記録・合併症・最終確認 |
| ⑨ 終了 | Finish & Save Record | 記録の確定。**以後は修正できない** |
| ⑩ 閲覧・出力 | ホーム → Past records → 症例をタップ | グラフ・一覧の表示、PDF 出力・印刷 |

> **補足**: 症例は**複数を並行して記録できます**。ホームの Active cases で切り替えます。

### ① 準備（Case Setup）

![Case Setup 画面の上部。PATIENT 節に動物名 Demo、飼い主 Yamada、ID/No.、Species は Dog、品種 Toy Poodle、Age、性別の4択、Body weight 4.2 kg、ASA 1、BCS。下に「Weight drives every ml. Check kg and the decimal point.」の注記と PRE-ANESTHESIA VITALS。](img/case_setup.png)
*Case Setup（患者情報）*

**体重がすべての ml を決めます。** kg の値と小数点の位置を確認してください（→ 1章）。体重が 0（未入力）のままでは Start Monitoring を押せません。

![Case Setup の下部。LOCAL / NERVE BLOCK (PLAN) に Lidocaine と Bupivacaine、INTRA-OP DRUGS (MONITORING BUTTONS) に Cefazolin・Atropine・Dopamine（CRI）、RECORDING INTERVAL は 2.5 min。](img/case_setup_drugs.png)
*Case Setup（薬剤と記録間隔）*

- **Premedication / Induction** — 前投与薬と導入薬。ここでは計画として置くだけで、時刻はモニタ画面のボタンで入る（時刻の欄は記録を始めた後に出る）。前投与薬は挿管前のモニタ画面にボタンとして並ぶ
- **Local / Nerve block (plan)** — 予定している区域麻酔。実施はモニタ画面の Local block で記録する
- **Intra-op drugs** — **モニタ画面に並ぶ薬剤ボタン**。登録した順に並ぶ。1剤も入れていなければ薬剤ライブラリ全体がボタンになる
- **Recording interval** — 定時アラームの間隔。1 / 2 / 2.5 / 3 / 5 / 10 / 15 分から選ぶ

Premedication・Induction・Local / Nerve block の薬を開くと、Dose・Unit・**Concentration**（mg/ml）・Volume を直せます。Concentration を変えると、ml は 用量 × 体重 ÷ 濃度 で計算し直されます。ml を手で直した薬はその値が保たれ、`Volume edited manually` の表示が出ます（Recalculate で自動計算に戻ります）。単位が `ml/kg` の薬には Concentration の欄は出ません。

Airway & Equipment では、気道確保の器具を **ET tube**（気管チューブ）か **SGA (v-gel)**（声門上器具）から選びます。サイズと血圧カフは自由記述です。吸入麻酔薬（Inhalant）は Isoflurane / Sevoflurane / Desflurane から選びます。

| 器具 | 入力欄 |
|---|---|
| ET tube | Tube I.D.（内径。mm でも Fr でも可）・End cm（チューブエンドの位置＝挿入長の目安 cm） |
| SGA (v-gel) | SGA size（例：`v-gel adv. C3`）。End cm の欄は出ない |
| 共通 | BP cuff（例：`#3 / forelimb`）・Bag L（リザーバーバッグの容量 L） |

準備ができたら、Case Setup の一番下の **Start Monitoring** を押します。記録が始まり、モニタ画面に切り替わります。

> **補足**: 記録を始めた後に体重・種・BSA 係数を直しても、Case Setup の前投与薬・導入薬・区域麻酔の ml は計算し直されません（用意した量・入れた量として扱うためです）。直したい薬は、その薬を開いて用量を入れ直すと計算し直されます。モニタ画面のタイトルの体重、薬剤ボタン、これから記録する投与は新しい体重に従います。記録済みの投与と、流れている CRI の ml/h は変わりません。

### ②〜⑤ 記録開始から挿管まで

![モニタ画面。上部に経過時間 31:03 と次の記録予定、その下に Local block・Event・Lidocaine の帯、中央に経時グラフ、下に記録済みバイタルのカードとDopamine の CRI 実行中カード、Cefazolin と Atropine の薬剤ボタン、最下部に Record Vitals・Extub.・End のボタン。](img/monitoring.png)
*モニタ画面（麻酔中）*

- 挿管前のモニタ画面には、上から 時計 → **前投与の薬のボタン**（Case Setup の順）→ **Induction** と **Intubation** が並ぶ
- 前投与の薬のボタンは**1剤ずつ**押す。押した薬にだけ、押した時刻が入る
- Case Setup に前投与薬が1剤も無い症例では、薬のボタンの代わりに **Premed** ボタンが1つ出る（時刻だけを残す使い方）
- **Induction** を押すと、時刻の無い導入薬すべてに押した時刻が入る
- **Intubation** を押した時刻が **T0（経過時間の 0 分）**。これより前の処置はマイナス時間として扱われる
- 定時アラームは **T0 の後から**鳴る

> **コツ**: 押した後のボタンは緑色になります。もう一度タップすると、**Undo — mark as not given**（未投与に戻す）と時刻の修正を選べます。取り消しても薬は Case Setup に残ります。薬そのものを消せるのは Case Setup の左スワイプだけです。

> **注意**: **時刻の入っていない前投与薬・導入薬は「投与していない」として扱われ、PDF と記録の詳細画面に載りません。**押し忘れた薬は、Recovery の Premedication & Induction の先頭に `Not given:` として並びます。投与していた薬は、その行をタップして時刻を入れてください。

> **補足**: グラフの Pre・Ind の縦線は、その節で**いちばん早く投与した薬の時刻**に合わせて動きます。取り消すと線も動き、1剤も投与していなければ線は消えます。

### ⑥ 麻酔中

| 操作 | 内容 |
|---|---|
| Record Vitals | バイタル入力を開く。前回値は薄く出るだけで入力されない（→ 4章「Record Vitals」） |
| 薬剤ボタン（1回投与） | タップで登録用量を記録。長押し → Edit name & dose… で名前・用量を変えて記録 |
| 薬剤ボタン（CRI） | Route が CRI の薬（オレンジのボタン）をタップすると、その時刻から登録用量で CRI が始まり、オレンジの実行中カードが出る。用量を変えて始めるときは長押し → Edit name & dose… |
| CRI の実行中カード | タップでメニューが開く。**Change rate from now…**（今からの変更）・**Edit / delete…**（訂正・削除）・**Stop now**（停止） |
| Local block | Case Setup に入れたブロックから選んで記録。何回でも記録できる |
| Event | 登録したイベント名から選ぶか、Other event… で名前を入れて記録。Photo… で写真つきのイベント |
| Others / Other | Case Setup で選ばなかった薬剤の記録（→ 4章「Others（登録外の薬剤）」） |
| Start surgery | 手術の開始・終了の記録（→ 4章「手術タイマー」） |

> **注意**: **CRI の流量を変えたときは Change rate from now… を使ってください。**Edit / delete… は入力ミスの訂正用で、最初からその流量だったことになります。

> **補足**: CRI の実行中カードは1タップでは止まりません。止めるときはメニューの **Stop now**（赤字）を選びます。

### ⑦⑧⑨ 抜管・覚醒・終了

![Recovery 画面。TIMES に Extubation と Head up、INTUBATION に Difficult intubation のトグル、PREMEDICATION & INDUCTION に Atropine と Propofol、RECOVERY QUALITY の4択（Good が選択）、POST-ANESTHESIA VITALS の入力欄。](img/recovery.png)
*Recovery 画面*

- **Extub.** はモニタ画面で押す。抜管後も経過時間は進み続ける（再挿管・追加投薬に対応）
- **End** は Recovery 画面を開くだけ。経過時間は Finish & Save Record まで進む
- Recovery では覚醒の質・合併症・麻酔後バイタル・メモを記録する
- `Not given:` が出たら、時刻の無い前投与薬・導入薬がある（→「②〜⑤ 記録開始から挿管まで」）
- **Final check** に PDF で空欄になる項目が並ぶ。その行に直接入力できる
- **Finish & Save Record** → 確認 `Finish and save this record?` で **Finish & Save** を選ぶと確定（**Keep editing** で戻る）。**確定後は修正できない**
- 流れている CRI は、確定のときに終了時刻で自動的に止まる

> **補足**: 終了時刻は既定では Finish を押した時刻です。押し忘れたときは Recovery の **End time** で実際の終了時刻を指定できます。

### ⑩ 記録を見る・出す

![Past Case (Yamada) の詳細画面。SUMMARY に患者・飼い主・術式・体重・ASA・Monitoring start・Premed・Induction・Regional block 1 と 2・Intubation (T0)・Extubation・Anesthetic time 46 min・Total time 50 min・Recovery Good が並ぶ。](img/record_detail.png)
*記録の詳細画面*

ホーム → **Past records** → 症例をタップで、記録の詳細画面を開きます。経時グラフ、投薬とイベント（写真を含む）、合併症、メモを確認でき、PDF の出力と印刷もここから行います（→ 7章）。


## 4. 画面リファレンス

### 画面の操作の約束

画面は大きく3つの型に分かれます。どの型かで、入力が確定するタイミングが違います。

| 型 | 出口 | 確定のしかた |
|---|---|---|
| A型（即時保存） | 左上の `＜` | 入力した時点で保存 |
| B型（保存で確定） | Cancel と Save | **Save を押すまで確定しない**。Cancel で破棄 |
| C型（一覧・閲覧） | `＜` または Done | 表示するだけ |

### ホーム

![ホーム画面。上部に AnesRecord のタイトル、New Anesthesia ボタン、ACTIVE CASES (1) に Demo (Yamada) が Monitoring 表示、PAST RECORDS (1) に Past Case (Yamada)、下に Backup & transfer。](img/home.png)
*ホーム画面*

- **New Anesthesia** — 新しい症例を作り、Case Setup を開く
- **Active cases** — 記録中・準備中の症例。タップで再開。左スワイプ → Discard で破棄。長押しで Send to another device…（他の端末へ送る）/ Discard…
- **Send all preparing cases (件数)…** — Active cases の最後の行。準備中の症例をまとめて送る（→ 6章「症例を別の端末へ移す（1件・まとめて）」）
- **Past records** — 終了した記録。タップで記録の詳細画面。左スワイプ → Delete で削除（確認あり・元に戻せない・写真も消える）
- **Backup & transfer** — 書き出しと読み込み（→ 6章）
- **左上の ⓘ** — License 画面
- **左上の ？** — この Web マニュアル
- **右上の錠剤アイコン** — Drug Presets（薬剤ライブラリ）

### Case Setup

症例の設定画面です。**A型（即時保存）** で、入力した時点で保存されます。出口は左上の `＜` と、一番下の **Start Monitoring**（記録を始めてモニタ画面へ）です。記録中はモニタ画面上部の Case Setup から開き、出口は左上の `＜` だけになります。

| 節 | 内容 |
|---|---|
| Patient | 動物名・飼い主・ID・種（Dog / Cat / Other）・品種・年齢・性別（♂ ♂C ♀ ♀S）・体重・ASA・BCS（`/ 9` の9段階） |
| Pre-anesthesia vitals | 麻酔前の体温・心拍・呼吸数・血圧・異常所見 |
| Procedure & Staff | 術式・診断名・術者・助手・器械出し・麻酔担当 |
| Airway & Equipment | 器具（ET tube / SGA (v-gel)）・Tube I.D. または SGA size・End cm（ET tube のみ）・BP cuff・Bag L・Inhalant・Record ventilation (TV / MV) |
| Protocol | Apply protocol（読み込み）／Save current setup as protocol（保存）。記録を始める前だけ出る |
| Premedication / Induction | 前投与薬・導入薬。薬ごとに用量・濃度・ml を直せる |
| Local / Nerve block (plan) | 予定している区域麻酔。薬ごとに部位・用量・濃度・ml を直せる |
| Intra-op drugs | モニタ画面に並ぶ薬剤ボタン |
| Recording interval | 定時アラームの間隔 |
| Start Monitoring | 記録の開始。記録を始める前だけ出る。体重 0 では押せない |

> **補足**: 右上の共有ボタン（Send case to another device）で、準備中・記録中の症例を別の端末へ送れます（→ 6章）。

> **補足**: Species で Other を選ぶと、体表面積の係数（BSA coefficient）を自分で指定できます。

### モニタ画面

麻酔中の記録画面です。上から次の順に並びます。

- **上部のツールバー** — 左に **Home**（ホームへ。記録は続く）、右に **Case Setup** と **Records**（記録の一覧）
- **タイトル** — 1段目に動物名と飼い主名、2段目に**体重**。体重が未入力なら `— kg`（その状態では ml が計算されない）。Case Setup で体重を直すとすぐ反映される
- **経過時間** — T0（挿管）からの経過。次の記録予定の時刻と記録間隔、T0 の時刻も出る。T0 の横の鉛筆のアイコンで Edit Times 画面が開く。挿管前はここに時計とボタンが並ぶ（→「挿管前のボタン（前投与・導入・挿管）」）
- **Start surgery** — 経過時間の下の小さいボタン（→「手術タイマー」）
- **帯** — Local block・Event のボタンと、実施した区域麻酔・記録したイベント。タップで直せる
- **グラフ** — バイタルの経時変化。縦線は Pre（前投与）・Ind（導入）・Blk（区域麻酔）・T0（挿管）・Op（手術開始）・Op end（手術終了）・Ext（抜管）。横軸の 0 が挿管。凡例の右端で表示幅を切り替える（→「グラフの表示幅」）
- **記録カード** — 記録済みのバイタル・前投与・導入・単回投与。タップで編集
- **CRI の実行中カード** — 流している CRI。タップでメニュー（→ 3章「⑥ 麻酔中」）
- **薬剤ボタン** — Case Setup の Intra-op drugs（1剤も無ければ薬剤ライブラリ全体）。タップで登録用量を記録（CRI の薬は開始）、長押し → Edit name & dose…。列の右端に **Others** または **Other**（→「Others（登録外の薬剤）」）
- **Record Vitals** — バイタル入力を開く
- **Extub.** — 抜管時刻を記録（挿管後だけ出る）。記録済みの Extub. をタップすると Edit Times 画面
- **End** — Recovery 画面を開く

> **補足**: 記録予定の時刻が来ると、経過時間と Record Vitals のボタンが赤くなります。記録予定の時刻の半インターバル前より後にバイタルを1件でも記録すれば、遅れて記録した場合でも赤い表示は消えます。記録しないまま次の記録予定を迎えたときは、赤いままです。

> **補足**: モニタ画面を開いている間は、端末の画面が自動でロックされません。画面がロックされると定時アラームが鳴らないためです。

### 挿管前のボタン（前投与・導入・挿管）

挿管前のモニタ画面の上部には、上から次の3段が並びます。

![挿管前のモニタ画面。上から時計、前投与薬のボタン（投与済みの緑のボタンには時刻、未投与の青のボタン）、Induction と Intubation の横並びのボタン。](img/pre_intubation.png)
*挿管前のモニタ画面（前投与薬ごとのボタンと Induction／Intubation）*

| 段 | 中身 |
|---|---|
| 1段目 | 時計 |
| 2段目 | **前投与の薬のボタン**。Case Setup の Premedication の薬が、Case Setup の順に横に並ぶ（多いときは横にスクロール）。前投与薬が1剤も無い症例では **Premed** ボタンが1つ |
| 3段目 | **Induction** と **Intubation**（`= T 0:00`） |

| ボタン | 未記録のとき（青） | 記録済みのとき（緑） |
|---|---|---|
| 前投与の薬 | タップでその薬だけに今の時刻 | タップで **Undo — mark as not given** / **Edit time / dose…**（時刻・用量の修正画面） |
| Premed（前投与薬が無い症例のみ） | タップで前投与の時刻 | タップで **Undo — mark as not given** / **Edit time…**（Edit Times 画面が開く） |
| Induction | タップで、時刻の無い導入薬すべてに今の時刻 | タップで **Undo — mark as not given**（導入薬すべての時刻を消す）/ **Edit time…**。（導入薬があれば先頭の導入薬の修正画面、無ければ Edit Times 画面） |
| Intubation | タップで T0 が入り、経過時間の表示に切り替わる | — |

> **補足**: ボタンの位置は Case Setup の順で固定です。時刻・用量の修正画面には削除のボタンはありません（取り消しの扱い → 3章「②〜⑤ 記録開始から挿管まで」）。

> **補足**: 挿管後はこの段は消えます。挿管後に前投与薬・導入薬を足すときは、Records の Add Premed / Induction drug から追加します（追加した時刻が入ります）。

### 手術タイマー

挿管後、経過時間の下に小さい紫のボタンが出ます。麻酔の経過とは別に、手術の開始・終了を記録します。

| 状態 | 表示 | タップしたとき |
|---|---|---|
| 開始前 | `Start surgery` | 手術開始の時刻が入る |
| 手術中 | `Surgery 経過 · tap to stop` | 手術終了の時刻が入る |
| 終了後 | `Surgery 時間  開始–終了`（緑） | Edit Times 画面が開く |

- 長押しすると **Edit times…**（Edit Times 画面が開く）。押し間違い・押し忘れは Surgery 節で直す
- Recovery の Times 節の Surgery start / Surgery end でも直せる
- 記録した時刻は、グラフの縦線（Op・Op end）、記録の詳細画面の Summary（Surgery）、PDF の経過欄（手術時間）と縦線（手術開始・手術終了）に出る

### グラフの表示幅

モニタ画面と記録の詳細画面の経時グラフは、表示する時間の幅を切り替えられます（挿管前が長く、挿管後がつぶれて見えるときなど）。

- グラフの凡例の右端のボタン（`All` または `15 min` などと表示）から、**All (fit)**（全体）・**15 min**・**30 min**・**60 min**・**120 min** を選ぶ
- グラフを**ピンチ**しても切り替わる。指を動かしている間は行き先の幅が上に出て、指を離したときに切り替わる
- 幅を絞っているときは、グラフを横にスクロールして前の時間を見られる。表示は最新の側（右端）から始まり、記録が増えると追従する
- 記録全体より長い幅を選んだときは、All と同じ表示
- 選んだ幅は症例をまたいで保たれる

> **補足**: 画面の表示だけの設定です。PDF のグラフの時間軸（→「PDF preview」）には影響しません。

### Record Vitals

![Record Vitals 画面。HR・SAP・DAP・MAP（auto if blank）・RR・呼吸様式の Spont/Mech・SpO₂・EtCO₂・Temp・Iso の入力欄が並び、それぞれ右に前回値が薄く表示されている。下に MEMO の自由入力欄。](img/vitals.png)
*Record Vitals（バイタル入力）*

**B型** の画面です。**Save** で保存し、**Cancel** で破棄します。前回値は各欄に `prev: 値` と薄く出るだけで、入力されません。触らなかった欄は空欄（測っていない）として保存されます。

| 項目 | 単位・アプリの動き |
|---|---|
| HR | /min |
| SAP / DAP / MAP | mmHg。MAP を空欄にすると SAP と DAP から自動計算（式 → 5章「MAP の自動計算」） |
| RR | /min |
| Spont / Mech | 自発呼吸 / 調節呼吸の切り替え |
| SpO₂ | % |
| EtCO₂ | mmHg |
| Temp | ℃。3桁を小数点なしで打つと小数点が入る（378 → 37.8） |
| 吸入麻酔薬（%） | 欄の名前は Case Setup の Inhalant の略（Iso / Sevo / Des / Halo、それ以外は先頭5文字、未選択なら Agent）。2桁を小数点なしで打つと小数点が入る（15 → 1.5） |
| TV / MV | ml / L/min。Case Setup で Record ventilation (TV / MV) をオンにしたときだけ出る |
| Memo | この記録に添える自由記述 |

> **補足**: 空欄は「測っていない」として扱われ、グラフにも PDF にも点が出ません。0 とは区別されます。

- **Copy all previous values** … 前回値をすべての欄に入れる（Memo は入れない）
- **Next** … 次の入力欄へ移る（保存はしない）

### Others（登録外の薬剤）

![Others シート。上部に NEW DRUG として Drug name・Dose・Unit・投与経路の IV/IM/SC/CRI/Other・Concentration の入力欄があり、下に Give ボタン。](img/others.png)
*Others（その場で薬剤を作って記録する）*

Case Setup で選ばなかった薬剤を記録します。ボタンは薬剤ボタンの列の右端にあり、症例によって名前が変わります。

| 症例 | ボタン | 動き |
|---|---|---|
| Intra-op drugs を入れた症例 | Others (library / free) | 薬剤ライブラリ全体から選ぶか、Other drug…（free entry）で自由入力 |
| Intra-op drugs が空の症例 | Other | 自由入力に直行（ライブラリ全体は既に薬剤ボタンに並んでいる） |

自由入力では、名前・用量・単位・経路・濃度をその場で入れて記録します。

### Local block

![Local block シート。REGIONAL BLOCK として Lidocaine、部位 Ovarian pedicle、2 mg/kg、0.42 ml、Time 13:10 が並び、下に Delete this block。](img/local_block.png)
*Local block（区域麻酔の記録）*

Case Setup の Local / Nerve block (plan) に入れたブロックから、実施したものを選んで記録します。**挿管の前後を問わず、何回でも記録できます。**計画に無いブロックは **Other block…** でその場で入力できます。

### Event

![Event シート。EVENT に Incision、その下にタグのような選択肢（Incision・Closure・Repositioning・Bleeding）、Detail (optional)、Time 13:18、下に Delete this event。](img/event_edit.png)
*Event（イベントの記録）*

登録したイベント名から選ぶか、**Other event…** で名前を入れて記録します。時刻はボタンを押した瞬間で決まり、名前・詳細（Detail）・時刻・写真は後から直せます。**B型** で、Save を押すまで変更は確定しません。**Delete this event** でイベントを取り消せます（添えた写真も消えます）。

### イベントの写真

イベントに写真（不整脈のモニタ画面など）を添えて、その時刻と結び付けて残せます。

| やりたいこと | 操作 |
|---|---|
| 撮影してイベントを作る | Event ボタン → **Photo…**。押した時刻でイベント（名前は仮に Photo）ができ、続けてカメラが開く。撮った後のシートで名前（例：VPC）や詳細を直して Save |
| 記録済みのイベントに写真を足す | 帯のイベント、または Records のイベントの行をタップ → Photo 節の **Take photo**（撮影）または **Choose from Photos**（写真アプリから選ぶ） |
| 写真を外す | Event シートの写真の右上の × → Save |
| 写真を大きく見る | 写真をタップ。ピンチで拡大、ダブルタップで拡大・戻す |

- 1件のイベントに付けられる写真は**3枚まで**
- 写真は長辺 1600 px の JPEG に縮めて、アプリの中に保存
- アプリのカメラで撮った写真は写真アプリに残らない。写真アプリから選んだ場合は、元の写真は写真アプリに残る
- 写真は **Save を押したときに**イベントに付く。Photo… で作ったイベントは、Save せずに閉じるとイベントごと取り消される
- Photo… が Event ボタンのメニューに出るのは、カメラのある端末で、Event Presets に1件以上登録があるとき。それ以外は Event ボタンで開くシートの Take photo / Choose from Photos を使う
- 写真は PDF の最終ページ（→ 7章「写真のページ」）と症例ファイル（→ 6章）に入る。記録の詳細画面では、イベントの行の下に並ぶ

> **注意**: 写真には患者や院内の様子が写り込むことがあります。写真も PDF と症例ファイルに入って端末の外へ出ます。

### Edit Times

前投与・導入・挿管・抜管・手術・区域麻酔の時刻をまとめて直す画面です。次の場所から開きます。

- 挿管後のモニタ画面で、経過時間の下の T0 の横にある鉛筆のアイコン
- 記録済みの Extub. ボタンをタップ
- 手術タイマーを長押し → Edit times…（手術終了後はタップでも開く）
- Premed ボタン（前投与薬が無い症例）・Induction ボタン（導入薬が無い症例）の記録後のタップ → Edit time…

| 節 | 中身 |
|---|---|
| Phase times | Premed・Induction・Intubation (T0)・Extubation |
| Surgery | Surgery start・Surgery end |
| Local / Nerve block | 実施した区域麻酔（1件ずつ）。時刻の変更と、左スワイプでの取り消し |

- 時刻の入っている行は、時刻の変更と × での取り消しができる。Intubation を消すと挿管前の状態に戻り、経過時間は新しい T0 から計算し直される
- 時刻の無い行の `--:--` をタップすると、今の時刻から回せるホイールが開き、**Set** で確定。**Now** で今の時刻が入る
- 前投与薬（導入薬）がある症例では、Premed（Induction）の行は表示だけで直せない（`= first drug given · change it on the drug`）。その節の時刻は、いちばん早く投与した薬の時刻で決まる

> **補足**: `--:--` をタップして時刻を選ぶ操作は、Recovery の Times 節や前投与薬・導入薬の修正画面の時刻欄でも同じです。

### Records（記録の一覧）

![Records シート。「Records can be corrected until you finish and save this case.」の注記、All/Vitals/Drugs/Events の絞り込み、ADD に Add Premed / Induction drug の2つ、TIMELINE (24) にバイタルと投薬が時刻つきで並ぶ。](img/records_sheet.png)
*Records（記録の一覧・修正）*

記録中の症例のすべての記録を一覧し、修正できる画面です。モニタ画面の右上の Records から開きます。

- **All / Vitals / Drugs / Events** で絞り込む
- 行をタップすると、その記録の編集画面が開く
- 前投与薬・導入薬の追加（Add Premed / Induction drug (library) / (manual)）。追加した時刻が投与時刻として入る。挿管後に前投与薬を足すときの入口
- 止めた CRI の区間は記録カードに出ないので、直す入口はここ

> **注意**: 修正できるのは **Finish & Save Record を押すまで**です。

### Recovery

| 節 | 内容 |
|---|---|
| Times | 抜管時刻・ヘッドアップ時刻・手術開始（Surgery start）・手術終了（Surgery end）・麻酔時間（挿管〜抜管） |
| Intubation | 挿管困難だったかどうか |
| Premedication & Induction | 前投与薬・導入薬の確認と、導入薬の残量（Remaining ml＝用意した量のうち使わずに残った量）の入力。時刻の無い薬があると先頭に `Not given: 薬名 — not printed on the PDF.` |
| Recovery quality | Good / Excited / Paddling / Delayed |
| Post-anesthesia vitals | 麻酔後の体温・心拍・呼吸数・血圧 |
| Complications | 合併症。**5分間以上持続した場合に記入**（15項目） |
| Memo | PDF のメモ欄の先頭に印刷 |
| Final check | PDF で空欄になる項目の一覧。**その行に直接入力できる** |
| End time | 終了時刻（→ 3章「⑦⑧⑨ 抜管・覚醒・終了」） |

Final check に出る項目と、入力できる場所は次のとおりです。

| 項目 | 入力 |
|---|---|
| Tube I.D.（SGA の症例では SGA size）/ Procedure / Surgeon / Anesthetist | 行の右端に直接入力。Case Setup と同じ値になる |
| Remaining ml（導入薬の残量） | 行の右端に直接入力 |
| Extubation time | 行の右端の Now、または時刻ピッカー |
| Post-anesthesia vitals | 一覧のみ。すぐ上の節で入力 |

> **補足**: 空欄のままでも Finish できます。空欄が正しい項目もあるため、警告や強制はしません。Finish すると流れている CRI は終了時刻で自動的に止まります。

### 記録の詳細画面（Past records）

| 節 | 内容 |
|---|---|
| Summary | 患者情報と各時刻（手術を記録した症例は Surgery の開始–終了と分数）・麻酔時間・総時間・覚醒の質 |
| Trend | 経時グラフ。表示幅を切り替えられる（→「グラフの表示幅」） |
| Time scale & PDF preview | 時間軸の設定と PDF のプレビュー |
| Premedication & Induction / Intra-op drugs / Events | 投薬とイベントの一覧。前投与薬・導入薬は投与した（時刻のある）ものだけ。写真のあるイベントは行の下に写真（タップで拡大） |
| Vitals | 記録したバイタルの一覧 |
| Complications / Memo | 合併症とメモ |

右上から **Share PDF** と **Print (AirPrint)** を実行します。

> **注意**: 終了した記録は修正できません。削除はホームの Past records の左スワイプで行います（→「ホーム」）。

### PDF preview

![PDF preview 画面。上に Auto time scale のトグル（オン）、0.5 / 1 / 2.5 / 5 / 10 のセグメント（5 が選択）、Connect points with lines のトグル、下に出来上がりのグラフページの PDF が表示されている。](img/pdf_preview.png)
*PDF preview（時間軸を見ながら調節する）*

出来上がりの PDF を見ながら、グラフの時間軸を調節する画面です。設定を変えるたびに PDF が作り直されます。

- **Auto time scale** — 記録の長さから刻みを自動で選ぶ。選ばれた刻みはセグメントで光る
- **Scale** — 1列あたりの分。0.5 / 1 / 2.5 / 5 / 10 から選ぶ。押すと Auto が切れる
- **Connect points with lines** — 点を線で結ぶかどうか

> **補足**: グラフは1ページ24列です。1列 2.5 分なら1ページ60分になります。収まらない場合はページが足されます。

> **注意**: グラフのページは**12ページまで**です。それを超える長さの記録は、途中から後がグラフに印刷されません。その場合は記録の詳細画面と PDF preview に `The graph needs … pages but is capped at 12.` の注意が出て、PDF のグラフの最終ページにも同じ趣旨の警告が印刷されます。1列あたりの分を大きくすると、全体が収まります。

### Drug Presets（薬剤ライブラリ）

登録のしかたは → 2章「最初にやること」。

- 右上の ＋ で薬剤を追加
- 左スワイプ → 確認で削除。サンプルをまとめて消すときは Remove all sample drugs (件数)
- 上部から Anesthesia protocols と Event presets へ進む

右上の矢印のアイコンで、一覧の並び順を3つから選べます。選んだ並び順はアプリを閉じても保たれます。

| 選択肢 | 並び方 |
|---|---|
| Custom order | 自分で並べた順。長押しして上下にドラッグで並べ替える |
| Name (A → Z) | 名前の昇順 |
| Name (Z → A) | 名前の降順 |

- 名前順では、名前の頭に付けた濃度（例：`0.5%Bupivacaine`・`0.75Ropivacaine`）を外した薬の名前で並ぶ。同じ薬は濃度の数値が小さい順（降順では大きい順）
- 名前の無い登録は、どちらの名前順でも最後
- 名前順の間はドラッグで並べ替えられない。Custom order に戻すと、自分で並べた順がそのまま戻る
- この並び順は、ライブラリの一覧、Case Setup などの Add drug の候補、Others の候補で共通
- Case Setup の Intra-op drugs に1剤も入れていない症例では、モニタ画面の薬剤ボタンもこの並び順

### Anesthesia Protocols

![Anesthesia Protocols 画面。Demo cast（4 drugs・5 min・Isoflurane）が1件並び、下に「Create with “+”, or save a real case from Case Setup.」の注記。](img/protocols.png)
*Anesthesia Protocols（プロトコルの一覧）*

→ 2章「プロトコル」。

### Event Presets

→ 2章「イベント登録」。

### Backup & transfer

→ 6章「データの保存・持ち出し・共有」。

### License

アプリの版・クレジット・麻酔記録用紙の様式についての説明・改変点を表示します。ホーム左上の ⓘ から開きます（→ 0章「麻酔記録用紙の様式について」）。


## 5. 計算のしくみ

### 投与量（ml）の計算

単位の種類によって式が変わります。

| 単位 | 式 |
|---|---|
| `mg/kg` ・ `µg/kg` | 用量(mg) × 体重(kg) ÷ 濃度(mg/ml) |
| `ml/kg` | 用量 × 体重(kg)　※濃度は使わない |
| `mg/m²` ・ `µg/m²` | 用量(mg) × 体表面積(m²) ÷ 濃度(mg/ml) |

> **補足**: `µg` の単位は内部で mg に直してから計算します（÷1000）。

> **補足**: 濃度は、薬剤ライブラリのほか、Case Setup の前投与・導入・区域麻酔の薬ごとにも持てます。症例側で濃度を直した場合は、その症例の濃度で計算されます（ライブラリの登録は変わりません）。

> **注意**: 体重が 0 以下のとき、濃度が 0 のときは計算できないので、ml は表示されません（0.00 ml とは表示しません）。

> **補足**: 自動計算した ml は小数2桁で表示します。**0.1 ml 未満だけ小数3桁**になります（例：アチパメゾール 10 µg/kg × 5.5 kg ÷ 5 mg/ml = 0.011 ml）。桁の設定はなく、画面・PDF・記録のどこでも同じ桁です。手で入力した Volume は、入力したとおりに印字されます。

### CRI の流量（ml/h）の計算

| 単位 | 式 |
|---|---|
| `mg/kg/h` ・ `µg/kg/h` | 用量(mg) × 体重(kg) ÷ 濃度(mg/ml) |
| `mg/kg/min` ・ `µg/kg/min` | 用量(mg) × 60 × 体重(kg) ÷ 濃度(mg/ml) |
| `ml/kg/h` | 用量 × 体重(kg)　※濃度は使わない |
| `ml/kg/min` | 用量 × 体重(kg) × 60　※濃度は使わない |

`/min` の単位は 60 倍して `ml/h` に揃えて表示します。

**Change rate from now…** で用量を変えると、新しい流量は **前の ml/h × 新しい用量 ÷ 前の用量** で計算されます。Pump rate は手で直すこともでき、その場合は `Pump rate edited manually` と表示されて、手で入れた値が使われます。

### 体表面積（BSA）

体表面積は次の式で求めます。

| 項目 | 値 |
|---|---|
| 式 | 係数 × 体重(kg) の 2/3 乗 |
| 犬の係数 | 0.101 |
| 猫の係数 | 0.100 |
| Other | 既定は犬と同じ 0.101。Case Setup の BSA coefficient で変更できる |

### MAP の自動計算

Record Vitals で MAP を空欄にすると、SAP と DAP から次の式で計算します。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 式 | (SAP + 2 × DAP) ÷ 3 |

MAP を自分で入力した場合は、その値がそのまま使われます。

### 時間の定義

| 時間 | 定義 | 画面の名前 | PDF の名前 |
|---|---|---|---|
| 麻酔時間 | 挿管（T0）から抜管まで | Anesthetic time | 挿管〜抜管 |
| 総時間 | 挿管（T0）から終了時刻まで。挿管の記録が無いときは記録開始（Start Monitoring）から | Total time | 総麻酔時間 |
| 手術時間 | 手術開始から手術終了まで | Surgery | 手術時間 |

### 記録間隔とグラフの時間軸

| 設定 | 選択肢 | 効くところ |
|---|---|---|
| 記録間隔（Case Setup） | 1 / 2 / 2.5 / 3 / 5 / 10 / 15 分 | 定時アラームの間隔 |
| グラフの時間軸（PDF preview） | 1列 0.5 / 1 / 2.5 / 5 / 10 分 | PDF のグラフの横軸。1ページ24列 |
| グラフの表示幅（モニタ画面・記録の詳細画面） | All / 15 / 30 / 60 / 120 分 | 画面のグラフの表示だけ |

> **補足**: この3つは別の設定です。記録間隔を変えてもグラフの目盛は変わらず、画面のグラフの表示幅を変えても PDF は変わりません。


## 6. データの保存・持ち出し・共有

### 保存される場所

記録はすべて端末の中に保存されます。サーバーはなく、開発者が記録を見ることもできません。記録が端末の外へ出るのは、利用者自身が PDF や症例ファイルを共有したときだけです。

- バイタルを1件追加するたびに自動保存される。**麻酔中にアプリが落ちても記録は残る**
- イベントに添えた写真もアプリの中に保存される。イベント・症例を削除すると、ほかの症例が使っていない写真のファイルも消える
- アプリを削除すると記録も消える。端末の故障・買い替えに備えて、Backup & transfer で書き出しておく
- 症例ファイル（.anesrecord）は暗号化されていない

### Backup & transfer の2つの入口

![Backup & transfer の My other device 側。EXPORT に Drug library, event presets, protocols とCase records (finished) のトグル、Export… ボタン、下に IMPORT の Import from file…。](img/backup_device.png)
*My other device（自分の端末へ移す）*

![Backup & transfer の Share with a colleague 側。「Library only. Case records are never included.」の注記があり、Drug library・Event presets のトグルと PROTOCOLS TO SHARE の一覧。](img/backup_share.png)
*Share with a colleague（同僚に共有する）*

| 入口 | 含められるもの | 用途 |
|---|---|---|
| My other device | 薬剤ライブラリ・イベント登録・プロトコル・**終了した記録**（写真を含む） | 自分の iPhone と iPad の間で移す |
| Share with a colleague | 薬剤ライブラリ・イベント登録・プロトコルのみ。**記録と写真は含まれない**（記録を選ぶ画面自体が無い） | 他の獣医師に設定を渡す |

> **注意**: My other device で Case records (finished) をオンにすると、**飼い主名を含む記録と、その記録のイベントに添えた写真がファイルに入ります**。送り先に注意してください。

Share with a colleague の選び方は次のとおりです。

- タグを付けた薬剤があるときは **Only drugs with selected tags** を選べる。オンにすると、選んだタグの付いた薬剤だけが入る（タグの無い薬剤は入らない）
- プロトコルは Protocols to share の一覧で1件ずつ選ぶ。初期状態はすべてオフ

### 症例を別の端末へ移す（1件・まとめて）

| 症例の状態 | 操作 |
|---|---|
| 準備中・記録中（1件） | Case Setup 右上の共有ボタン → AirDrop。または、ホームの Active cases を長押し → Send to another device… |
| 準備中の症例をまとめて | ホームの Active cases の最後の行 **Send all preparing cases (件数)…** → AirDrop |
| 終了済み | Backup & transfer → My other device → Case records (finished) をオン → Export… → AirDrop |

**Send all preparing cases** は、記録を始めていない症例（準備中）が2件以上あるときだけ出ます。準備中の症例をすべて1つのファイルにまとめて送り、記録中（Monitoring）の症例は入りません。

受け取った側でファイルをタップすると取り込みの確認が出て、準備中・記録中の症例は Active cases に、終了した記録は Past records に入ります。どの方法でも、症例のイベントに添えた写真は一緒に入ります。

> **注意**: 記録中の症例を移した後は、**元の端末の症例を破棄してください**（Active cases を長押し → Discard…）。2台で同じ症例を並行して記録すると、記録が2つに割れます。

### 受け取ったものは追加され、同じ名前は飛ばされます

- 薬剤・イベント・プロトコルは**追加**される。登録済みのものはそのまま残る
- 同じ名前の薬剤・イベント・プロトコルは**飛ばされる**（上書きされない）。差し替えたいときは、先にこの端末側を削除してから取り込む
- 同じ症例（同じ端末で作った同じ記録）が既にあるときは `Already on this device` の一覧が出る。症例ごとに **Keep mine**（この端末の版を残す）か **Replace**（ファイルの版に置き換える）を選び、右上の **Import** で取り込む。**Cancel** では、薬剤・プロトコルも含めて何も取り込まない
- 同じ症例かどうかは名前ではなく、症例を作ったときに付く内部の番号で判定する。同姓同名でも別に作った症例は別物として追加される
- ファイルの写真は、取り込んだ症例が使うものだけが置かれる。Keep mine で飛ばした症例の写真は置かれない。Replace で置き換えた場合、この端末側の古い写真は、ほかの症例が使っていなければ消える

> **補足**: 一覧には症例ごとに、両方の状態（準備中・記録中・終了）・体重・バイタルの件数・薬の件数が並びます。2件以上あるときは **Replace all** / **Keep all mine** でまとめて選べます。

> **注意**: この端末で**記録中**の症例は置き換えられません（一覧に鍵印で出て、ファイル側は飛ばされます）。逆に、ファイル側が記録中でこの端末側が準備中なら置き換えられます。その場合は2台で同じ症例が記録中になるので、送った側の症例を破棄してください。

> **注意**: 受け取った薬剤ライブラリ・プロトコルは、**自院の製剤・用量に合わせて見直してから**使ってください（→ 1章「薬用量は登録した数値のまま計算されます」）。


## 7. PDF出力と印刷

### 出力のしかた

1. ホーム → Past records → 症例をタップ
2. 必要なら Time scale & PDF preview でグラフの時間軸を調節
3. 右上（またはプレビュー画面）から **Share PDF** または **Print (AirPrint)**

> **補足**: ファイル名は `AnesRecord_日時_患者名.pdf` の形になります（患者名が入ります）。

### PDF の構成

| ページ | 内容 |
|---|---|
| 1ページ目 | 症例情報／事前確認事項／前投与・導入／局所麻酔／維持／その他の薬物投与／麻酔中の出来事（ある場合）／経過／合併症／手書き追記欄 |
| 2ページ目以降 | 経時グラフ。1ページ24列。長い症例はページが自動で足される（最大12ページ） |
| 最終ページ（写真がある場合） | イベントに添えた写真。1ページ6枚。7枚以上ならページが足される |

すべてのページのフッターに、麻酔記録用紙のライセンス表示が入ります。

### 1ページ目の主な欄

| 欄 | 出るもの |
|---|---|
| 症例情報 | ASA と BCS は別の行。BCS は `5/9` のように分母を添える（入力に `/` を含むときはそのまま）。未入力なら空欄 |
| 症例情報（気道・カフ） | ET tube の症例は「気管チューブ I.D./Fr」、SGA の症例は「声門上器具 SGA」の見出しでサイズ。SGA の症例ではチューブエンド cm は空欄。血圧カフは入力した文字のまま |
| 前投与および導入 | **時刻の入っている（投与した）薬だけ** |
| 局所麻酔／神経ブロック | 実施を記録したブロックがあればそれ、無ければ Case Setup の計画 |
| その他の薬物投与 | 麻酔中の追加投薬。最大10行で、入りきらない分は `※ 他 n 件はグラフページのイベント欄に記載` と注記 |
| 麻酔中の出来事 | イベントとバイタルに添えたメモを、時刻・T0 からの分・出来事・詳細の4列で出す。写真のあるイベントは、詳細の頭に `［写真1］` のように最終ページの写真番号。イベントもメモも無い記録では出ない。紙面に入りきらない分は、グラフページのイベント欄に時刻つきで出る |
| 経過 | 総麻酔時間・挿管〜抜管・**手術時間**・抜管時間・ヘッドアップ（定義 → 5章「時間の定義」） |

### グラフページのイベント欄

グラフの下のイベント欄には、上から次の順に段を分けて並べます。ブロックの切れ目には薄い罫線が入ります。

| ブロック | 中身 |
|---|---|
| イベント | `◆13:18 Incision` のように時刻を前に付けたイベント。バイタルに添えたメモは `・時刻 メモ` |
| 単回投与 | 術中のボーラスに加えて、前投与・導入・区域麻酔（`▲前投与 薬名 用量 経路`・`▲導入 …`・`▲局所麻酔 手技名 部位 用量`）。前投与・導入は時刻の入っている薬だけ |
| CRI | 薬ごとに段を固定した帯。同じ薬は必ず同じ段 |

- CRI を止めずに流量だけ変えた場合は1本の帯につながる。見出し（薬剤名）は先頭だけで、変えた時刻は帯の白い刻み、新しい流量は刻みの上の数値
- 紙の右端からはみ出すラベルは、刻みの左側に書く。そのときは行頭の印（▲◆・）を行末＝刻みの側へ移す
- 段が足りずに書けなかったものがあると `（他 n 件は紙面に収まらず・下の薬物投与表を参照）` と注記
- グラフの縦線は、前投与・導入・局所麻酔・挿管 T0・手術開始・手術終了・抜管・ヘッドアップ・終了

### 写真のページ

イベントに写真を添えた記録では、グラフのページの後に「麻酔中の出来事の写真」のページが付きます。写真が1枚も無い記録には付きません。

- 1ページに2列×3段の6枚。写真はイベントの時刻順に通し番号（写真1、写真2…）
- 各写真の見出しは、写真番号・時刻・T0 からの分・イベントの名前。その下にイベントの詳細
- ファイルが見つからない写真（受け取り損ねた等）には番号を振らず、紙面にも出さない

### 原典からの改変点

原典（JSVAS 麻酔記録用紙 rev1）からの主な改変は次のとおりです。全文はアプリ内の License 画面にあります。

- グラフのページ数は記録の長さで変わる（原典は 0〜120 分の2枚固定）
- グラフの1列あたりの分を選べる。**紙面に「1目盛が何分か」を必ず表示する**
- 1回換気量・分時換気量の欄はアプリから埋められる（欄は原典にある）
- 原典に無い欄を追加している。経過欄の手術時間、グラフの手術開始・手術終了の縦線、1ページ目の「麻酔中の出来事」の表、最終ページの写真（License 画面の改変点の記載では「一部項目の追加・省略」に当たる）
- 導入薬が2剤以上のときは、導入の行を足す

> **補足**: 合併症チェックリストの項目名・数値の閾値・「5分間以上持続した場合に記入」の文言は、原典のまま変えていません。

### PDF の出力・印刷・プレビューは有料です

PDF 出力・印刷・PDF preview・終了した記録の書き出しは買い切りの有料機能です。無料の範囲と購入・復元の手順は → 0章「無料でできることと有料の機能」。


## 8. 困ったとき

### 記録・動作

- **麻酔中にアプリが落ちた** — 記録は自動保存されています。アプリを開き直して、Active cases の症例をタップすると再開できます。
- **アラームが鳴らない** — 定時アラームは、**開いているモニタ画面の症例だけ**、**挿管（T0）の後**に鳴ります。画面ロック中・他アプリ表示中は鳴りません。並行して記録している別の症例の分も鳴りません。
- **Start Monitoring が押せない** — 体重が 0（未入力）です。Case Setup の Body weight を入れると押せます。
- **Finish の後に記録を直したい** — 終了した記録は修正できません。修正できるのは Finish & Save Record を押すまでです。
- **終了時刻が実際と違う** — Recovery の End time で実際の時刻を指定します（→ 3章「⑦⑧⑨ 抜管・覚醒・終了」）。
- **Premed ボタンが無い** — 前投与薬を入れた症例では、代わりに薬ごとのボタンが並びます（→ 4章「挿管前のボタン（前投与・導入・挿管）」）。
- **前投与薬・導入薬が PDF に載っていない** — 時刻の入っていない薬は PDF に載りません（→ 3章「②〜⑤ 記録開始から挿管まで」）。Finish の前なら Recovery で時刻を入れられます。Finish の後は直せません。
- **前投与・導入のボタンを押し間違えた** — 緑になったボタンをもう一度タップ → **Undo — mark as not given** で未投与に戻ります。
- **CRI を誤って止めた** — Records でその CRI の行を開き、Times 節の **Stopped** を切って Save すると、流れている状態に戻ります。
- **手術の開始・終了を押し忘れた・押し間違えた** — 手術タイマーを長押し → Edit times… の Surgery 節、または Recovery の Times 節で直せます。
- **グラフの挿管後がつぶれて見える** — グラフの表示幅を 15 / 30 / 60 / 120 min に切り替えるか、ピンチします（→ 4章「グラフの表示幅」）。
- **Event のメニューに Photo… が無い** — 表示の条件は → 4章「イベントの写真」。記録済みのイベントを開くと Take photo / Choose from Photos で写真を足せます。

### 計算・数値

- **ml が出ない** — 体重または濃度が 0 のときは計算できないため、ml を表示しません。Case Setup の体重と、薬剤の濃度を確認します。
- **ml が実物と合わない** — 薬剤ライブラリ（または Case Setup の薬）の濃度が自院の製剤と合っているかを確認します（→ 1章）。
- **体重を直したのに Case Setup の薬の ml が変わらない** — 記録を始めた後は、計画の薬の ml は計算し直されません（→ 3章「① 準備（Case Setup）」）。
- **投与量が10倍・1000倍ずれている** — 体重の小数点と、単位の mg と µg を確認します（→ 1章）。
- **CRI の流量が60倍ずれている** — 単位の `/h` と `/min` を確認します。
- **体温を小数点なしで入れたい** — 3桁で打つと小数点が自動で入ります（378 → 37.8）。吸入麻酔薬の%は2桁で入ります（15 → 1.5）。

### 持ち出し・共有

- **準備中・記録中の症例を別の端末へ移したい（自院内）** — Case Setup 右上の共有ボタン → AirDrop。受け取った側でファイルをタップすると Active cases に入ります。
- **当日の準備中の症例をまとめて移したい（自院内）** — ホームの Send all preparing cases (件数)… を使います（→ 6章「症例を別の端末へ移す（1件・まとめて）」）。記録中の症例は入らないので、1件ずつ長押し → Send to another device… で送ります。
- **終了した症例を別の端末へ移したい（自院内）** — ホーム → Backup & transfer → My other device → Case records (finished) をオンにして Export… → AirDrop。受け取った側でファイルをタップすると Past records に追加されます。
- **薬剤ライブラリ・プロトコルを受け取った** — ファイルをタップすると取り込みの確認が出て追加されます。登録済みのものは残り、同じ名前のものは飛ばされます。
- **2台で同じ症例が動いている** — 移した後に元の端末の症例を破棄してください（Active cases を長押し → Discard…）。
- **受け取った症例の写真が出ない** — 届いていない写真は欠けた印で表示され、PDF には載りません。送り側で症例をもう一度書き出して送ると届きます。


## 9. 用語集

### 画面・ボタン・表示の名前

- **Active cases** — 記録中・準備中の症例の一覧（ホーム）
- **Anesthetic time** — 挿管から抜管までの時間
- **Apply protocol** — 保存したプロトコルを症例に読み込む
- **Backup & transfer** — 書き出しと読み込みの画面
- **Case Setup** — 症例の設定画面
- **Change rate from now…** — CRI の流量を今から変更する（前後の区間が両方残る。PDF では1本の帯につながる）
- **Custom order / Name (A → Z) / Name (Z → A)** — 薬剤ライブラリの並び順（Drug Presets 右上）
- **Drug Presets** — 薬剤ライブラリ
- **Edit / delete…** — CRI の入力ミスの訂正・削除（最初から書き換わる）
- **Edit time / dose… / Edit time…** — 記録済みの前投与・導入のボタンから、時刻（と用量）を直す
- **Edit Times** — 前投与・導入・挿管・抜管・手術・区域麻酔の時刻をまとめて直す画面
- **End** — Recovery 画面を開くボタン。経過時間は止まらない
- **End time** — 記録の終了時刻。既定は Finish を押した時刻
- **Event** — 任意のイベントの記録
- **Extub.** — 抜管の記録
- **Final check** — PDF で空欄になる項目の一覧（Recovery）
- **Finish & Save Record** — 記録の確定。以後は修正できない
- **Induction** — 導入。押した時刻が、時刻の無い導入薬すべてに入る
- **Intra-op drugs** — モニタ画面に並ぶ薬剤ボタン
- **Intubation** — 挿管。**押した時刻が T0（経過時間の 0 分）**
- **Local block** — 区域麻酔の記録
- **My other device** — 自分の端末へ移す（記録を含められる）
- **Not given** — 時刻の入っていない前投与薬・導入薬（Recovery に表示）。PDF に載らない
- **Others / Other** — 登録外の薬剤の記録
- **Past records** — 終了した記録の一覧（ホーム）
- **Photo…** — Event ボタンのメニュー。押した時刻でイベントを作り、カメラを開く
- **Premed** — 前投与。Case Setup に前投与薬が無い症例だけに出るボタン。押した時刻が前投与の時刻になる
- **Protocol** — 薬剤と設定の組み合わせの保存版
- **Records** — 記録中の症例の記録一覧・修正画面
- **Recovery** — 覚醒の記録画面
- **Restore purchase** — 購入済みの機能を復元する（購入画面）
- **SGA (v-gel)** — 声門上器具。Case Setup の Airway で ET tube（気管チューブ）と選び分ける
- **Send all preparing cases** — 準備中の症例をまとめて1ファイルで送る（ホーム）
- **Share with a colleague** — 同僚に共有する（記録は含まれない）
- **Start Monitoring** — 記録を始める（Case Setup の一番下）
- **Start surgery** — 手術タイマー。タップで手術開始、もう一度タップで手術終了
- **Stop now** — CRI を止める（CRI の実行中カードのメニュー内）
- **T0** — 経過時間の 0 分。挿管の時刻
- **Total time** — T0（無ければ記録開始）から終了時刻までの時間
- **Undo — mark as not given** — 記録済みの前投与・導入を未投与に戻す
- **Unlock** — 有料機能を購入する（購入画面）

### 記録項目の略号

- **HR** — 心拍数（/min）
- **SAP / DAP / MAP** — 収縮期血圧 / 拡張期血圧 / 平均血圧（mmHg）
- **RR** — 呼吸数（/min）
- **Spont / Mech** — 自発呼吸 / 調節呼吸
- **SpO₂** — 経皮的動脈血酸素飽和度（%）
- **EtCO₂** — 呼気終末二酸化炭素分圧（mmHg）
- **TV / MV** — 1回換気量（ml）/ 分時換気量（L/min）
- **BSA** — 体表面積（m²）
- **CRI** — 持続静脈内投与
- **ASA** — 米国麻酔科学会の全身状態分類
- **BCS** — ボディコンディションスコア（9段階。PDF では `5/9` の形）
- **Op / Op end** — グラフの縦線。手術開始 / 手術終了
- **Pre / Ind / Blk / Ext** — グラフの縦線。前投与 / 導入 / 区域麻酔 / 抜管

### 合併症の項目（15項目）

Recovery の Complications に並ぶ項目です。**5分間以上持続した場合に記入**します。項目名と閾値は麻酔記録用紙の原典のままです。

| 画面表示（英語） | 原典の表記 |
|---|---|
| Apnea | 無呼吸 |
| Resp. depression (<4/min) | 呼吸抑制（<4 回/分） |
| Laryngeal reflex | 喉頭反射 |
| Vomiting | 嘔吐 |
| Seizure | けいれん |
| Hypotension (MAP<60/SAP<80) | 低血圧（MAP<60 / SAP<80 mmHg） |
| Tachycardia (>180 bpm) | 頻脈（>180 bpm） |
| Bradycardia (<50 bpm) | 徐脈（<50 bpm） |
| Arrhythmia | 不整脈（分類：　） |
| Hypoxemia (SpO₂<90%) | 低酸素血症（SpO₂ <90%） |
| Tachypnea (>50/min) | 呼吸促迫（>50 回/分） |
| Hypocapnia (EtCO₂<20) | 低炭酸血症（EtCO₂ <20 mmHg） |
| Hypercapnia (EtCO₂>60) | 高炭酸血症（EtCO₂ >60 mmHg） |
| Hypothermia (<35°C) | 低体温（<35℃） |
| Hyperthermia (>40°C) | 高体温（>40℃） |


## 10. 責任と免責・プライバシー

### 責任の範囲

AnesRecord は計算補助と記録補助のためのアプリです（責任の所在は → 0章「AnesRecord とは」）。用量の上限・下限は判定しません。薬剤ライブラリの内容は利用者が登録するもので、その正しさは利用者が確かめます。

### プライバシー

記録と写真は端末の中だけに保存され、サーバーへは送信されません（→ 6章「保存される場所」）。

> **注意**: アプリ自体にはパスコードや Face ID によるロックはありません。端末を操作できる人は、記録を見ることができます。端末側のロックを設定してお使いください。

### 問い合わせ

不具合の報告・ご要望は、App Store のサポートページからご連絡ください。

利用規約は Web に掲載しています（https://anicolors.jp/terms/）。購入画面の **Terms of use** からも開けます。


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薬剤の選択・用量の判断・製剤の確認は、使用する獣医師の裁量と責任で行います。

本アプリの PDF は日本獣医麻酔外科学会 麻酔・疼痛管理委員会「麻酔記録用紙 rev1（2021）」（CC BY 4.0）を改変して使用しています。学会の提供・監修・推奨ではありません。